促進耐候性試験機

エンハンストモデル / eシリーズ
湿度制御機能 / eRHシリーズ

耐候性試験とは

太陽光に照らされる世の中のもの全てに対して「耐候性」が考えられます。

長時間照射されることにより色は退色し、物は劣化してもろくなります。例えば、主に自動車の部品や塗装、建材、看板、または屋外に設置された自動販売機などが思いつきますが、身近な物でも化粧品や衣類、プラスチック製品から食品などまでさまざまです。

製品には、ほとんどの場合寿命があり、生産者側は、必ず何らかの形で、保証期間または使用可能期限などを要求されます。

この場合に、要求される試験項目の一つとして「耐候性試験」があります。

ソーラーボックスXe促進耐候性試験機

CO.FO.ME.GRA社製SOLARBOXは、お客様のニーズによってSOLARBOX 1500eシリーズと3000eシリーズの2機種からお選びいただけます。3000シリーズは試験室が広いため、より大きく立体的な完成品なども試験可能です。

その他、SOLARBOX 1500/3000スタンダードモデルや、耐光性用途としての機種も取り揃えております。

SOLARBOX eシリーズ

ソーラーボックスエンハンストモデル

SOLARBOXにはマイクロプロセッサが装備され、放射／加熱／浸水サイクル制御と試験過程のモニター、記憶がされます。

特徴

マイクロプロセッサによるテストパラメータプログラミング
4ラインLCDによるテストパラメータとプログラミングメニューの表示
放射照度とブラックパネル温度の制御とモニタリング
オプションにより温度と試験室内相対湿度を測定と表示
15種まで試験プログラムをキーボードにより自由にプログラム可能
RS232Cインターフェースによるプリンター／PCへのデータ転送
プログラム制御浸水システムと接続

放射照度コントロール

SOLARBOX中での放射エネルギーはシングル空冷キセノンランプにより供給され、放射照度はサンプル上に当たる光エネルギーの割合を表します。正確で再現性のある結果を得るために、放射照度の制御が必要です。SOLARBOXはランプやフィルターを制御し、常に一定の放射照度を供給します。また、焦点にキセノンランプを配置したパラボリック反射試験室を採用することにより均一な放射照度の供給を可能にしています。

温度コントロール

温度は、材料を劣化させる主要なファクターの一つです。直射日光に曝された物の温度は、雰囲気温度よりも必ず高くなります。同じことをSOLARBOXで再現することが可能です。正確で再現性のある結果を得るために、放射熱の制御が重要になります。キセノンランプからの放射熱は、サンプル近くのパネルに内蔵されたB.S.T.（ブラックスタンダード温度計）によって随時モニター・制御されており、安定した放射熱の供給が可能です。